ひまわりABA教室 (発達療育レンテ名古屋)
461-0001 名古屋市東区泉1丁目
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himawari
ABAの視点取得に向けて
行動の見た目ではなく、その働き(「機能」)という視点から世界を見る
「これはすごい!」と言うABAセラピストってどんなセラピーだと思いますか?最近はABAに関連したテキストや啓発本なども出回るようになりましたから、ABAの基本を目にした方も多いと思います。例えば「ハッキリと指示を出して(A)、子どもができたら(B)、しっかりと褒める(C)」と言う3つの要素は、よく聞くようになりました。スモール・ステップも良く聞きます。こういった基本は大切ですよね。これらを取り入れることができれば、ABAの最初の一歩が踏めたと言えるでしょう。ではその先は・・・ここからは発想の転換が必要になります。実は「すごい」、「できる」ABAセラピストとは、ABAの「メガネ」で物事を見られる人を言うのです。
実は、私のセラピーを見学したお母様から「あれぐらいなら私にもできるから」と面と向かって言われたことがあります。ある意味その通りです。私がセラピーをしても、何か奇抜なことをやっているわけではありませんし、真似しようとすれば直ぐに出来ることしかやりません。逆にそうでなければ、「親トレーニング」と称して保護者の方にやってもらうこともできません。ABA的に良いセラピーは、学校の先生がやっても、言語療法士がやっても、親がやっても出来ることなのです。
ただ、私と新米セラピストでは、見ているところが違うのです。ABAから見たセラピーの良し悪しの判断基準は、セラピストの行動の「見た目」にはなく、1つ1つの行動が「何の目的でどのタイミングで行われたか?」にあるのです。例えば、私がセラピーで行ったことを、そのまま違う生徒で、違う分脈で行ったら、逆効果になってしまうことがあります。私のセラピストとして取った行動が、1秒遅れても、効果が激減されてしまうこともあります。また、同じ効果を生むために、完全に違うやり方で行うことも可能です。セラピストとしての私の行動は、ある方向性の中の1つの歯車として働いて初めて意味があるのです。ABAでは「分脈」という言葉を使いますが、前後に起こることとの関係性に注目することで、1つ1つの行動の意味合い(目的、機能)を明らかにしていくことが、ABAということなのです。「視点取得」をこの講義の目標としたのは、そのためなのです。
DTT(ディスクリート・トライアル・トレーニング)とか、ロバース方とか、聞いたことありますか?あれを使って最初の型を覚えるのは、テニスの素振りのように、ABAの型を学ぶのに非常に適していて、最初の一歩として有用です。ただしその先は「視点取得」がないと、DTTですら本当の意味でのマスターは不可能です。ここではなく、他にも動画で紹介されていますよね。この講義シリーズでは、型ではなく、流れや文脈の中で行動の目的(機能)を見ると言う視点取得があって、その先にある「状況を分析して問題を解決する」事ができるセラピストのトレーニングを目指します。教科書やDTTなどで、すでにABAセラピーの最初の一歩を踏み出したセラピストに向けて、次の一歩の習得に繋がる機会を提供できたら良いと思います。
必要なスキル
以下の専門用語についての理解が必要です。詳しくは、ABAの教科書もしくはこのウェブサイトの「家庭で療育・ABA」のページを読んでください。
第6回オンラインABA講座
第6回は、「(保護者と)一緒に歩く」ことをテーマにしました。
発達障がいや自閉傾向があると、「移動すること」、特に楽しい活動からそれ程楽しくない活動に移動することが、難しい生徒が多くいます。ちょっとでも場所を離れようとすると大騒ぎで泣いてバタついて、「週末にどこかに遊びに行くなんて、考えられない」と言う保護者もよく聞きます。
「一緒に歩くやり方の説明」のビデオをまず見てください。ABAは目標とする行動があると、どのように手助け(プロンプト)をするのか、そして、どのように強化するのかを考えます。
説明のビデオを見た上で、実際にやってみるとどう言う感じになるのか、良い例のビデオと悪い例のビデオを見てください。
第5回オンラインABA講座
第5回は、前回と同様に具体的な教え方例の紹介で、今回は「時計の教え方」についてです。時計を使った様々な教え方や、様々な教材例を紹介し、どう言った理由でそのような教え方をするのか、解説します。
第4回オンラインABA講座
第4回は、これまでと大きく方向性を変えて、「絵本の読み方」についてです。オンラインで紹介されているのは、ABA的な視点から分析された絵本の読み方の一例です。生徒によっては、異なる分析が必要になり、異なった読み方が良い場合もあります。
注:上記の絵本の著者・出版社からは動画に絵本を使用する許可を得てYoutubeに投稿いたしました。取り次いでいただきました東京書店、ひさかたチャイルド、そして福音館書店の担当の方、及び作者の方々(しまだともみ、間瀬なおかた、内莉莎子、佐藤忠良)に感謝いたします。現在はその許可期間が修了したため、youtubeからは動画を削除しました。興味のある方はご連絡ください。
第3回オンラインABA講座
第3回は、最近時事問題でよく聞かれる「忖度(そんたく)」と言う行動をとって分析し、それが療育場面ではどのように関係するのかを解説します。
第2回オンラインABA講座
第2回のオンライン講座は、保護者が生徒に対して「片付けなさい」と指示する場面を使い、その中の行動を丁寧に機能分析(ABC分析)して行きます。(下記のリンクをクリックすると、YouTubeの動画が再生されます。)またその後、それを改善させるための方法例を3つ紹介します。方法例1つずつにデモンストレーション・ビデオと解説ビデオがあります。
第1回オンラインABA講座
第1回のオンライン講座は、保護者と生徒が「教室に入る」と言う場面を使い、その中の行動を丁寧に分析して行きます。
最初の場面紹介は1分足らずのビデオですが、その短い場面に対してたくさんの行動の解説ビデオが続きます。ABAの実践は、机上の学習場面だけではなく、現実に起こる行動をABC分析することから始まります。思ったよりも単純ではない行動の連鎖とその分析を体験してください。
(下記のリンクをクリックすると、YouTubeの動画が再生されます。)
教室に入ってくる生徒と保護者の再現ビデオです。入室してくる左側の男性が父親役、右側の女性が生徒役、手前の男性が先生役です。このビデオを見て上での解説ビデオが以下の通りです。
質問
koji.takeshima@yahoo.comにメールください。
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