ひまわりABA教室 (発達療育レンテ名古屋)
461-0001 名古屋市東区泉1丁目
10-25 シェモア泉 7A
ph: 052-212-8513
fax: 052-212-8514
himawari
ABAを使った幼児、早期教育について、大まかな目標、カリキュラム(教育課程)、マニュアル(手引書)、プログラム(課題の組み合わせ予定)などを含めて、もう少し詳しく説明します。
子 供は、起きている間中色々な事を学んでいますよね。自閉症は発達障害の一つであり、簡単に言えば、言葉や人との接し方など、「学ばない」子供ということ なんです。「視線を合わせない」、「真似をしない」、こういった症状がよく取り上げられますが、早く言えば、「見えているけれど、注目すべき所に注目でき ていないので、いろんな行動を学べない」ということなんです。これを放っておくと、毎日学んでいる健常児との発達の差がどんどん開いていってしま うのです。
ABAを使った幼児 期(1−5歳程度)の療育とは、どうやったら学べるのか、どこに注目したら良いのかを教える事で、その発達の差をなるべく縮め、できるだけ健常児の発達に近づけようとするものなのです。これは治癒という意味ではないのですが、可塑性という言葉で言われるように、この時期の療育は、行動パターンを修正する事で、将来的にもとの状態(自閉的行動)に戻らないような違いを生み出すことが目的となるのです。
「もしかしたら診断の間違いでは」とう思いから、「診断が明らかになるまでもう少し待ってみよう」、と考えておられる方もあるかもしれません。しかし、ここで注意したい事は、診断の有無に関わらず、まず家庭で療育を始める事が大切なのです。確実に診断を受けるまで待っていては、一番大切な時期を逃してしまう事にもなりかねないのです。
ABAを使った早期教育は、一般的に、研究でその効果が証明されたカリキュラム(教育課程)にそって行われます。カリキュラム(教育課程)の本は一般の方も手に入れる事ができますし、基本的にわかりやすく説明されていますから、購入さ れてご自分でやられても(教育課題をそのまま当てはめるというか、個人別に合わせて組み合わせを変えなくても)結構うまく思います。ただし、ほとんどが英語で、日本語には翻訳されていません。わたしもVB-MAPPという言語行動の分析を基に したアセスメント(検査)の翻訳をしていますが、翻訳は本当に時間のかかる作業であると実感しています。
カリフォルニアでは一般的に週に少なくとも15時間から25時間、多くて40時間までという、膨大な時間を療育にかけています。これは、これまでの研究がそれぐらいの時間を費やしているので、公的機関が療育を支援する際に、研究結果と時間を合わせたということです。実際に個人負担で親が療育を行う場合、これは費用的にも時間的にも、現実的でないかもしれません。それだけかけなければ効果がないと証明されたわけではありませんので、注意してください。専門家の私の意見としては1日1時間でも、週3時間でもやらないよりはやった方が良いと思います。
ニュースにして欲しい内容など、リクエストがあれば、お教えください。
本サイトへのご意見のある方、また内容や文章の構成等、間違いなどにお気づきの方、連絡ください。koji.takeshima@yahoo.comまで。
Copyright 2012 なごや自閉症治療教育相談室. All rights reserved.
ひまわりABA教室 (発達療育レンテ名古屋)
461-0001 名古屋市東区泉1丁目
10-25 シェモア泉 7A
ph: 052-212-8513
fax: 052-212-8514
himawari