発達障害を持つ子どもは、過去には「教えられない子」と勘違いされていました。でも今はどうでしょう?科学の進歩は、適切な専門家による様々な介入方法で「教えられる」ことが証明されてきました。自閉症スペクトラム症(ASD)の場合、時には発達の遅れすらもなくなって普通級に進学できるケースすらあることがわかってきました。特に幼いうちに始める療育は、その効果が非常に高いのです。ABA(応用行動分析学)は科学的に証明された療育の1つ。多くの研究がABAの分野で過去には信じられないような大きな効果を証明しています。日本でもその効果が証明されつつありますが、現状はまだまだ療育を必要としている子どもに届いていないのが事実です。なごや自閉症治療教育相談室は、今後どの子どもも、科学的に効果があると証明されている療育が受けられる社会を目指して活動を続けていきます。